でもすぐにベッドに行き着いて、逃げ場がなくなる。
立ち止まった私は、追いかけてきた湊に手を引かれて、向かい合わせにさせられた。
「……っ」
「亜瑚」
まっすぐな湊の瞳が、私の瞳を貫く。
「あんたが泣いてるのに、放っておけるわけない。
俺だけにはなんでも話せよ。俺ら夫婦だろ」
なんでも話せって……。
こうなったのは湊のせいだ。違う子とキスなんてして……。
心の中でなにかが爆発した気がした。
私はきっと湊を見上げると、声を張りあげ感情をぶつけた。
「私、さっき見ちゃったの……! 湊と栞ちゃんがキスしてるとこ!」
「は?」
「ショックだったんだよ!? 私のことよりも、栞ちゃんのことを好きになったのかなって……」


