一瞬にして背筋が冷たくなる。 心臓がドクドクと嫌な音を立てて早鐘を打つ。 もしかして亜瑚の身になにか起きたのか……? 「湊、どうした? そんな青ざめて」 「顔真っ青だぞ、大丈夫か?」 ただならぬ俺の様子を察知した周りの声に、はっと我に返る。 俺は居ても立ってもいられず、スクールバッグを肩にかけた。 「ごめん。用ができたから、先帰る」 と、その時。 「湊!」 俺の名前を呼ぶ声と共に、テーブルに置いていた緑茶のペットボトルが飛んできた。