祐馬には、昼休みの時昨日のことを話した。
お礼を言ったら『幸せのおすそ分けしてくれて、こちらこそサンキュー☆』って、いかにも祐馬らしい言葉が返ってきたけど。
本当にこいつには、一生頭が上がらない。
母さんのことがあった時だって、いつも隣にいておちゃらけて、俺の心を軽くしてくれていた。
相手のためなら、どんなバカにもなれる。
祐馬はそういうやつ。
「次、湊の番だぞ!」
俺たちのレーンから、クラスメイトの声が飛んでくる。
「祐馬超えてやる」
宣戦布告をするようにふっと祐馬に笑い、レーンに戻る。
「湊、いけいけ!」
「きゃー! 湊くん怖ーい!」
高い声をあげてふざける祐馬をスルーして、投げるポジションにつこうとした時、胸ポケットの中のスマホが震えた。


