「おはよー!」 クラスメイトと挨拶をしながら玲奈と教室に入ると、私のそばの席が女の子達に囲まれてる。 その中心には、もちろん湊。 「ねーねー、湊くん。髪型変えてみたんだけど、どうかなっ」 「んー? 別にいいんじゃない?」 「もう、湊くんってば相変わらずクール~♡」 机に頬杖をつき文庫本に視線を落とす湊は、女の子達に関心なさそうだけど、やっぱりズキッと胸が痛む。 多分、学校で離れていて寂しい思いが強いのは、私の方だ。 私も他の子みたいに、なんの気兼ねもなく湊の近くに行けたらいいのに。