【完】クールな同級生と、秘密の婚約!?



『亜瑚ちゃんは湊にとって、心の拠り所っていうか、すごく大切な存在になってたから……』


湊……。

私は湊の心を、一瞬でも救うことはできていたのかな。


湊にあんな顔をさせてしまった私に、隣にいる権利があるかはわからない。

でも。


「私、湊に会いたいっ……!
もう私の気持ち受け止めてもらえないかもしれないけど……それでも、私なりにぶつかってみる……!」


思いを込めた声は涙で濡れていた。

こみ上げてくる涙をこらえるので精一杯だ。


でも、湊に伝えたいことがあるから、こんなところでうじうじしているわけには行かない。


『うん! 今、湊を助けられるのは、亜瑚ちゃんだけだよ。
亜瑚ちゃんが湊の心の闇を晴らしてあげて』


「祐馬くん、ありがとう!」


電話だけど、私は祐馬くんにあらためてお礼を言って深々とお辞儀をした。

祐馬くんのおかげで、本当の湊に会える気がする。