【完】クールな同級生と、秘密の婚約!?







【亜瑚side】


『……以上かな。これが湊の過去とトラウマ』


祐馬くんの声が途切れ、静寂がやって来ても、私は言葉が出なかった。

ただただ涙が溢れるばかりで、相槌も打てずに、祐馬くんの言葉だけを聞いていた。


まだ祐馬くんの声が、頭の中で響いてる。


湊がこんなに苦しいものを背負っていたなんて全然知らなかった。

ずっとひとりで抱えていたなんて……。


そんな私を気遣ってか、祐馬くんが優しい声で語りかけてくる。


『多分湊は、亜瑚ちゃんに捨てられるっていうか……亜瑚ちゃんを失うのが一番怖かったんじゃないかな』


「え……?」