大きなボストンバックを肩にかけ、とぼとぼと実家への道のりを歩く私。 大通りから一本外れた路地は、車の往来がほとんどと言っていいほどない。 しんとした空気がさらに気持ちを重くする。 でも考えてみれば良かったじゃない。 やっとお父さんとお母さんの元に戻れるんだよ? 融資の話はなかったことになっちゃうかもしれないけど、そうなったら学校を辞めて働けばいいし。 無理やりにそう自分を励ますけど、やっぱり気持ちは晴れない。 こんな顔で家に帰ったら、お父さんとお母さん、どう思うんだろう。