学校に行っても、湊と目を合わせることすら叶わなかった。 授業中もすぐそばに湊がいるのに、届かない。 手を伸ばしたかった。触れたかった。 でも、できない。 こんなに近くにいるのに、なんて遠いのだろう。 学校から帰ると、私はなにも考えず、荷物をまとめた。 実家に帰るためだ。 これ以上湊と一緒にいたら、きっと離れられなくなってしまう。