その後、琉は生徒会にもう1人大天使候補生がいることを教えてくれた。 「あっーーそれじゃ、あたしもうそろそろ教室に戻らないと……」 目の端にココの担任が通ったのを見て、ココは慌てて話を切り上げる。 この後の終礼に遅れるのは避けたい。 「ん、そうだね。じゃ、また」 琉は微笑みながら、軽く手を振り、ココが走って行くのを見送った。