「何でそんなに警戒されないといけないんだよ。 ほら、ブレスレット。僕も大天使候補生だよ」 そう言って持ち上げた左手首には、しっかりと大天使候補生の証がついていた。 ココはほっと胸を撫で下ろす。 そして、誰だっけ?と相手の顔を盗み見しつつ、考え始めた。 何処かで見たことあるのだ。 …何処かは分からないけど。