「本当にあったのよ、大天使候補生の証」 ユキはまだ言っている。 大天使候補生の証とは、色が付いて行くあのブレスレットである。 「分かったったら。別に信用しないとは言ってないじゃない」 「だーって!絶対、信じてないでしょう!?」 「うっ……と、そんなことは無い、よっ」