「強すぎる願いは、時に危険な力となる。ーーー願いの主はあなたかしら? 今なら、君の願い、叶えられるかもしれないわよ」 突然淡い光を放ち、こう言いながら現れたのは、綺麗な顔のこの世に存在しているとされないもの。 「えっ……」 中学生の男の子が絶句したのも、無理は無かった。