そういえば、何故だろう。
反射的に避けてしまった。
嫌…では無いと思う。
現に今、ココの心には何故か避けて残念というか、寂しいというか、そんな気持ちがあるから。
答えられずに困っているココの様子を見て、ユウはココに気づかれぬよう、薄く笑った。
そして威勢良く、こう言った。
「さぁっ!ココ!!
これから初の課題に行くぞっ!心してかかれっ!!」
「………!?」
ビクッと飛び上がるココに「返事は」と、ユウは笑う。
「はっ………はい!!」
つられて本当に久々に笑ったココの顔は、少し引きつっていたが、ユウとユキは充分に満足したのだった。

