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「ーーーあっ、琉?その格好、ステキね」


軽い口調で、遠いあの日の広場に入って来たのは、高校生ぐらいのアイカ。


天使は自分の精神年齢で、外見が変わるのだ。


アイカは日本でトップクラスの女優となり、孫の顔を見て、たくさんの人に惜しまれながら、人間としての生を終えた。


「うーん、アイカちゃんがその格好だと、僕すっごいおじさんみたいじゃないか…」


と、苦笑いするのは三十路はいってそうな、琉。


彼は結婚して、幸せな家庭を築くという、平凡で幸せなお爺ちゃんとして他界した。