突然、父からユキに伝言が来た。 「お母さんの様子をこっそり見て来てくれ」と。 ユウは父の跡継ぎになるための勉強をするから忙しいだろう、だからユキ、行って来なさい。 数週間ぶりに父の存在を感じたのは、紙に書かれた冷たい伝言のみ。 もはやそれが寂しいのか寂しくないのかすら分からなくなっていたユキとユウは、父の言葉通りに過ごした。 ユキは何週間かに1度、母と妹の住んでいるアパートに様子を伺いに行き。 ユウは勉強しつつ、ユキと共に家事をこなした。