ただ、忙しい父は全く家に帰っては来なかったらしい。 当時中学生のユウと、小学高学年のユキは、当然寂しかったが、それは仕事を頑張っているためと、知らず知らずの内に我慢していた。 それに、離婚する前も会社が大きくなるのに比例して、父は帰って来なくなっていたのだ。 だから、特にそれを問題にするつもりは2人に無かった。 2人で何となく家事を分担し、2人で日々を過ごす。 それでようやく上手く行き始めていた頃。