家族がどうしてバラバラになったのか知りたい。 家族の温かさを、良さを、ちゃんと認識してみたい。 ……心の奥底には、いつも自分は存在してても良いのかな、なんて気持ちが燻っている。 「家族」を知れば、そんな暗い気持ち、吹っ飛ぶような気がして。 母と父、ユウとユキは、それぞれにココの言いたいことを想像したようだった。 どう答えたらいいのかと、部屋の中が静まり返る。 口火を切ったのは、母だった。