「ココ。お前の番だ。前へ出ろ」
神の言葉で足を踏み出したものの、黙って俯いたままのココに、4人の視線が刺さる。
「ココ。願いは、決まったか?」
神は優しく問うた。
その声に、追い詰められたココは、涙を流し始める。
「っ願い、は…無い……のでは無いと思う、けどっ……分から、なく、て……」
「ーーーお前が、最初に思っていた願いは何だ?それを、言ってみろ」
神は見透かしたように言う。
ココはみんなの願いを聞いたのと、神の固い雰囲気とで、自分の願いはちっぽけ過ぎるのではないか、と分からなくなってしまったのだ。
ココはずっと心の中にあった、その願いをゆっくりと口に上らせる。

