heure de la'nge〜天使の時間〜




「ーーー次」


アイカが黙ってお辞儀をし、元の位置まで下がると、神はまた言った。


「じゃあ、次僕」

琉が一歩、前へ出た。


「琉、お前は私に何を願う?」

「僕はーーー大切な人を、守れる力が欲しい」


また、変わる神の雰囲気。

再び、漂う厳かな雰囲気。


神は言う。

「お前の願いは叶えられた。
大切な人を守る力を、お前は手に入れた。ーーーだが」


お辞儀をしようとしていた琉の動きが止まる。


「守るだけが、人のためではないこと、お前は覚えておけよ」


「ーーーはい」