「おーいっ、神〜〜!」


ヤッホー!と、その対象の呼び名に似合わない軽さで、挨拶を投げ掛ける縁。


「おい、敬意を持てよ!」


『神』なんだろうと予想される相手から、こんな返事が飛んで来たから、縁の態度はまぁ、良いようだが。


「敬意を払ってもらうつもりなら、もっと“らしく”したらどうなんだ」


辛辣な言葉を吐くその声に、ココは覚えがあった。


「ユウっ!!」