わたわたする縁をいつの間にか手伝って、かなりの時間が経った頃。


事務処理のような単純作業に心底嫌気がさしていたらしい縁は、ふと空を見上げて言った。


「今から『神』のとこに行く時間よ。
さっ、早く行きましょっ!!」


さっきまでとは違って、テンションが上がっているのが丸わかりだった。


「ーーーあっ」


とココが思わず声を漏らした時には、縁はぐんぐんと天界のさらに上へと翔び始めていた。