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「とうとうだなっ!」


「何がだよ」


無駄にテンションの高い天使と、冷静な天使。


その2人が、光の中に浮いているかのような不思議な空間で、話していた。


「お前のーーー弟?だか兄?だろ?」

今度の大天使の1人。と天使が陽気に笑う。


「何で男の選択肢しか無いんだ。
妹だっつってるだろ、何回も」


呆れたように笑った男の天使は、ただひたすらに目の前のプリントを減らして行く。


そして、最後に一言。


「俺はもう行くからな。後の仕事はお前の管轄」


そうして最後まで冷静に消える。


いつものことだ。


ただ、男が消えた後、陽気な天使が一言呟いた以外は。



「あいつ…何がそんなに気が重いんだ…」



と。