「さっ、ココ?課題をする前に準備というものがあるからね。
まず、ユウが帰って来るまでにそれをしましょう」
自分の家のように勝手に使っていたカップなんかを片付け、ぼんやりしていたココに、ユキは声をかける。
「………準備?」
「どういう?」と言葉を続けようとしたココだったが、それは言葉にならずに終わる。
ユキがピシリとこう言ったから。
「いいから。順を追って説明するから。
とにかく、私の前に立って。動いてくれないと話が始まらない」
「………はい………」
ココはいそいそと立ち上がる。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…