きるはしばらくの後に、母からそっと離れて、ココの隣へと立った。 「ーーーありがと」 少し恥ずかしそうに呟いたその言葉は、今までココ達に向けて吐いたどの言葉よりも真実で。 だから、ココ達を幸せにするものだったのだ。