はっと振り向くと、ただ羽根の生えたそれは5人に笑いかけ、そっときるの母のそばに立った。 「貴女の願い、私が叶えましょう。 ただ、生かせるのは、その娘か、貴女か、ですが」 さらりと残酷なことを言ったその天使を、その場に居た者は驚いた目で見る。 力不足です、申し訳ない。と、天使は呟いた。