「触ったじゃないかってーー!!
差し出したの、そっちじゃないっ!別に、あたしは自分から触ってないよっ」


「でも、触ったことは事実だし、チェーンが手首に収まったということは、大天使候補生になるだけの資格はあったということだ」


そう言ったユウに、興奮したココは言い返そうとする。


しかし、そんなココの手を目を輝かせながらガシッと掴んだ少女がいた。



ユキだ。