heure de la'nge〜天使の時間〜




「………っ!」


ココは驚いたものの、ユウの説明が続いているのを見て、何も言わずに話を聞き続ける。


そして、ユウの話がひと段落ついたところで、やっと、口を開いた。




「あの……さ。話はよく分かったような分からないようななんだけど……。
あたしに、大天使になれる程の器は無いと思うよ?
ーーで、このチェーンは何?」


「それか?それは、大天使候補生の証だ。もうココは大天使候補生だぞ」



「ーーーっ!??なっ、んで……?」

ココの質問は最もなのだが……

ユウは、ココの質問がひどくおかしいような反応を返す。



「ーー?自分でチェーンに触ったじゃないか。
それに、チェーンはお前を認めた」