「それでだ。ココが今から受けて行くことになる、大天使選出試験はその5人の大天使を選ぶための試験なんだ」 真剣な顔をして話すユウの手のひらに、ペンダント程の大きさのチェーンが淡い光と共に突如として現れる。 が、ユウは特に気にした様子もなく、話を続ける。 「大天使が居ない時があってはならない。 世界の均衡が崩れるからだ」と。 いつか来る、現在の大天使が転生する時の為に、今は次代の大天使をそろそろ決めておく時期なのだと。