「ココーーさん。ありがと。それから…ごめんなさい、ひどいこと、言って」



「本当に。そのおかげでココは悩み続けたんだからーーー!!」




と、ユキは盛大に文句を言いたい気分だったけれど。



ココの嬉しそうな、満足そうな表情を見たら、言葉が引っ込んだ。




ずっと気にかかっていたことがやっと、無くなったと。

心の底からほっとして、ゆういの様子で嬉しくなっていると。


よく分かったから。


それなら、それで良い。と、ユキは思わず微笑んでしまうのだった。