.:♪*:・'゜♭.:*・♪'゜。.*#:・'゜.:*♪:・'.:♪ そろそろ「暑い」という言葉を使いたくなってきた、ある日のことーーー 下校途中らしき中学生が、友人達と騒ぎながら歩道を占領している中、ただ1人黙って歩いている女の子がいた。 彼女は元々の色らしい、黒と茶の混じった髪に、紺のブレザーとスカートの制服。 何処か寂しそうに、きつめの顔をさらに暗くきつくして、歩いていた。