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そろそろ「暑い」という言葉を使いたくなってきた、ある日のことーーー



下校途中らしき中学生が、友人達と騒ぎながら歩道を占領している中、ただ1人黙って歩いている女の子がいた。



彼女は元々の色らしい、黒と茶の混じった髪に、紺のブレザーとスカートの制服。


何処か寂しそうに、きつめの顔をさらに暗くきつくして、歩いていた。