「大天使って…何?」 そう問うたココの顔を、ユキとユウ心底驚いた顔で見つめるものだから、なぜかココは悪いことをしたような気分になる。 そして、数秒の微妙な沈黙の後、ユウがぽつりと言った。 「そこ、すっかり忘れてた……」 ココは別に、そんなマヌケな答えが欲しいのでなかったのだけれど。