「あの……1つ質問……宜しいでしょうか?」 ニコニコと笑うユウとユキと名乗る2人に向かって、ココは、おずおずと手を上げる。 「ココったら!敬語なんて良いわよ。 私たちはこれから家族のように暮らしていくんだから。 ーーーで、なぁに?質問って」 変わらずニコニコと笑うユキ。 きっとこの瞬間に、この後のユキとココの関係が決まったのだ。 小学校低学年ぐらいの幼い外見であるユキが、ココの姉のように接する、関係が。