「お前が会うのはもっと後だろ〜? あいつがそこまで進むかなんて、誰にも分かんねぇし」 「そう言いながらも、お前はその子を信じきってるじゃないか? …ハハッお前はほんっとシスコっーー」 「何?」 やり過ぎたっ、と慌てて男は口を閉じる。 神になって数年、もうほとんどの人の考えは分かるようになったけど、この男の考えは全く分からない。 まぁ、分かってしまったら、面白くなくなるのだが。