「おじさんは、あたしみたいな話し相手でも満足してくれたんだね」
その日の夜、少し寂しい心を抱えて布団に入ったココは呟く。
それに気付いたユキは思わず声を出して笑ってしまう。
「そうね。ココだったから、上手く行った課題なのかもしれないわよ」
「………どういう意味?それ」
「ん?ーーーココは人の役に立てるのよっていう意味」
ふーん………と言うココの顔はかなり嬉しげだ。
それだけの意味では無い……かもしれないけれどね。
ココのそんな様子を見ながら、ユキはそっと心の中で付け足すのだった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…