指した先には、今までの比にはならないくらい、濃く染まったピンクのペンダントがある。 驚くココに、ユキは「ね?」と微笑む。 いつもなら願いが叶うと自然に落ちてくる力の結晶をユキが拾い、後からペンダントに入れる。 今回は、おじさんが亡くなった時に、そっと入れて行ってくれたのだろう。と、ユキは言った。