heure de la'nge〜天使の時間〜



「俺はーーー君の願いを叶える手伝いをする者。
ね、どう?大天使の試験を受ければ、君の願いが叶えられるとしたら。
やってみない?」



いささか、軽い印象を受ける男の話し方。


いつもの愛佳なら、確実に速攻部屋から追い出しているけれど。



何だか、信用してみる気になった。

いや、何故か、もう信用していたのだ、彼を。



愛佳はあっさりと、男の手を取り「やる」と断言したーーーー








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