「おじさん、おはよう。もう4時だよ」


ベッドの上のおじさんを軽く叩きながら言ったココは、かすかな違和感を覚える。


今までも、おじさんはココといる間にお昼寝をしたことがある。


けれど、いつでも軽く起こせば、おじさんはスッキリと起きていた。




ぐっすり寝入っているのかもしれないが…ココの心に何かが引っかかる。