軽い会話と共に、検温などを進めていく看護師の隣で、おじさんはココの方を見た。 すると、一瞬にして目がまん丸に見開いたのだ。 「………ん?何か見つけた?」 その様子に気付いた看護師さんに、おじさんはいや、何も無いよ。と笑って誤魔化す。 「そう?じゃ、朝ご飯まで待ってて下さいね」と言うと、看護師さんは颯爽と部屋を出て行った。