「じゃあーーー俺が気の済むまで、毎日話をしに来てくれるかいーーー?
それとも、こんなめんどくさい願いはダメかな…?」


ダメ…ではない。


ただ、他の候補生と課題の進みに差が出ないかが心配なだけで。



ユキがぼそりと怒りに満ちた言葉を吐いているのが聞こえた。


「そんなじじいのわがまま、どうしてココが聞かなくちゃなんないの?」と。



何だか風当たりがきっついなぁと思いながらも、ココは明るく答える。