2人で階段に座ると、しばらく無言が続いたが、先に口を開いたのはトモだった。
「海斗先輩に聞いた。」
「えっ、海斗に?」
「うん。華奈のお姉ちゃんの彼の弟なんだってね。家庭教師してもらってるんでしょ!」
「…うん…。」
あたしはトモの顔が見れず、うつむいたまま答えた。
「うらやましい〜。
でもなんで黙ってたの?」
「言えなかったんだ…、海斗と知り合いってトモが知れば、もうひとつトモに打ち明けなきゃならないことがあったから…。」
「打ち明けなきゃいけないこと…?」
「うん。」
あたしは覚悟を決めた。

