その昔、殿方は気に入った姫に文をだし、その中でいかに姫を感動させられるかという詩を織り混ぜたとされている。

詩の内容には、外に顔を出さない姫にたいして、いかに季節感を織り混ぜながら、比喩揶揄用いて愛の告白を幾度となくする。

今と違って昔はお互いの顔を見て判断することなどなかった。


詩が全てだったのだ。

それが昔で言う通い文…