私の名前…名前…。
あ、あった。28番、岬 真凛。しっかりと、ビニールテープに黒のマジックで名前が書いてあった。
ん? 私の隣のひと…三吉…さん?
三吉 羚生……?なんて、読むの?難しいなー…。

階段を上って行く。私の教室は2階の丁度真ん中らへんの教室。…ああ。端っこの教室がよかったな…。
自分の教室じゃない教室通るのニガテだなー…。実際は見られてないと思うけど、見られてるように感じるんだよな。素早く小走りで!自分の教室まで移動する。

ふー…ひと段落。

そろーっと教室のドアを開ける。
…教室の様子は、ほんの2.3組は友達と話してた。

さささーっと自分の席に移動 する。
28番28番…あった。
よかった。後ろの方で。

自分の席に座る。後ろの方から改めて、クラス全体を見ると、美人な人がちょいちょいいた。
……可愛いな。
「ねえっ!」
「⁉︎」
いきなり声をかけられた。
「キミ、可愛いね!名前は?」
「え…えと…、岬…真凛…です…」
「そっか〜真凛ちゃんかー! 可愛いねー! この後、どっかいかない?」
「え⁉︎ ……この後は…その…えっと…」
ぐいぐいくる、このひと…ナンパ……⁉︎