いつか見つけてね2

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俺はエミを追うようにしてアメリカへ渡った。

親父にはアメリカでやりたいことがあるって事業プランを見せると

「俺も若くないんだから、早く帰ってこい」

と言いながらも俺を快く送り出してくれた。


事業プランが利益になると感じたからだろう。



それからの俺はエミのいる大学に出没しては彼女との距離を近付けて行った。


相変わらず俺のことは男として見られていないが、これでも他の男からエミを守っているのは俺だ。


エミはモテる。


それにインターンもやっているから会社でもモテているんだろう。

しかしそこは史也さんが目を光らせているから誰も手出しできないみたいだ。


俺が渡した本を読み終わったと言って返してくれた時に二人で食事に行った。


その時の写メをノブ兄にわざと煽るようにして送ってやったこともある。



でもどんなに頑張ってもエミの中には兄貴しか見えていないんだ。


告白まがいのことをしてもやっぱり本心は言えなかった。


俺ってマジ情けない。