いつか見つけてね2



「申し訳ございません、急な用事のようだったので、社長室まで押しかけてしまいました。」


そう言ったまりなの顔が本当に悪いことをしてしまったと思ってるみたいで


「いや、いいんだ。

で、アンディの電話は?」


「あ、はい。

こちらが番号になっています。」


そう言うとメモに書かれた番号を渡された。


「私から連絡差し上げますが、よろしいですか?」

というので


「いや、まりなは下がってくれていい。

わざわざありがとう。



今日も遅くまで居たんだな。


もう今日は仕事切り上げて。

お疲れ様。」

俺がそう言うと仕事モードから一気にいつものまりなに戻って

「どうしたのよ。

なんか少し暗い感じだけど、あの子に何か言われたの?




こんなこと私が言うことじゃないとは思うけど、あの子って倉梯の跡取りだよね?


アメリカから帰って来てすぐに仕事してるのかと思ったら、遊び回ってるって聞くよ?
まーね、まだ大学生の年齢だから遊びたいのもわかるけどね。」


延々と話し続けそうなまりなに向かって俺は

「もうわかったから。

アンディに連絡したいから席外してくれないか。」





そう言うと、はっと我に返った彼女が頭を下げてそそくさと出ていった。


仕事をしているときは使えるのに、仕事が終わるとほんとにとっつきにくい世話焼きの女で困る。