いつか見つけてね2



俺は桜和先生の書斎へ足を運んだ。

これからの身のふりをちゃんと説明して了承してもらいたいからだ。



「さ、そこ座って。」

そう言われて先生の前のソファに座ると彼のサイドテーブルに美穂の子供の頃の家族写真があった。


「ま、緊張なんてしないで。


なんだい、話って。」


俺は先生の目を見据えてしっかりとした口調で


「美穂さんと離れても別れる気ありません。

僕には彼女以外しか考えられないからです。


この前のお言葉を返すようですが、どんなに時間がかかっても待ちます。


母の手術と奥様のご好意に先生には顔が上がりません。


しかし、美穂と別れるというお願いは受けることができません。」



俺は先生に言いたいことを言った。



「それだけか?」


そう言い返されて俺は


「はい。

別れる気はありません。」


と目線を離さないで言い切った。