ユイは無条件の愛を知らない。


それを良い事に僕はユイの傷痕を、えぐるかの様にユイに突き付ける。

「俺はユイにとって、それだけの価値しか無い??」

僕は汚い…



中学3年生―


僕はお金と引き換えにカラダを売ってしまった。


僕が僕である価値は机の引き出しの中の札束だけ…


その頃から僕は先生の事を何の気兼ねなくユイと呼べる様になった。



そしてユイへの態度も、明らかに利用し利用されるだけの関係へと変わっていった。