おこずかいを貰ってない中学2年生にとっては、3000円は大金だった。


その夜、その3000円は机の引き出しに大事に終う事にした。

いわゆる、ヘソクリというやつだ。



先生は今月分と言っていたが、これが毎月続くんだろうか…


僕は意味も無く一年分を計算してみた。

間違いなく大金だった…


僕は徐々に日曜日が楽しみになってきて、先生が救世主の様にも見えたりもした。

と同時に無条件の愛を知らないユイに憐れみに近い感情を抱いた自分がいた。