だけど先生も愛の矛先に僕を利用している。


だから…

僕だって…


先生は耳元で、

「今度の日曜日も一緒にデートしに行こうっか…」

なんて僕に言う。


僕は、

「良いですよ。」

なんて軽々しく答えていた。


ユイと僕は先生と生徒でもあるけれど、彼氏と彼女でもある。

断る理由なんて一つも無かった。

遠慮する理由はあったけれど…