確かに僕の通う学校は私立中だから、周りには金持ちの子が多かった。


1ヶ月の、こずかいが三万円なんて奴もいた。

でも、それが基準になるはずも無い。


いくら親に訴えた所で、人は人、ウチはウチ。

我が家の、このルールが変わるはずも無かった。


僕の家は貧乏では無いけれど、金持ちでも無い中流家庭。

「そっか、じゃあソラは久し振りの映画だったんだね。映画で良かったら、また今度も連れてきてあげるよ。」

「ぇ…良いの??」

「映画でしょ、その位何回でも連れてってあげるよ。ソラのそんな笑顔が見れるならね。」

どうやら僕の顔は満面の笑みだったらしい。