後ろを振り向くと先生が僕を探していた。

「ユイ!!ここ、ここ!!」

そう言って手招きした。

先生は気付いた様で少し微笑みながら歩いてきた。

「ソラっ!!はぃ、メロンソーダにポテト。ポップコーンは無いよ。」

「ありがとッ!!でも…オゴりで本当に良いの??」

「当たり前じゃない、私から誘ってるんだし!!それに私は一人だから他に使うお金も無いしね。」

最後の一言が、やけに寂しく聞こえた。

「そ…っか。でもホントにありがとぅ。」

そんな事を言っていると上映開始の音が鳴り徐々に証明が落ち、周りも静かになり明かりが完全に消えた。